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エネルギー関連 : 帰還困難区域に優先除染「復興拠点に太陽光発電」…政府方針
投稿者 : 犬山環 投稿日時: 2016-08-17 05:38:02 (105 ヒット)
政府は、東京電力福島第一原発事故の帰還困難区域の一部に、2017年度から優先的に除染を実施する「復興拠点」を設ける方針を固めた。

 放射線量が一定以下になれば5年前後をめどに避難指示を解除する。帰還困難区域が残るのは7市町村。候補地に挙がっているのは、住民帰還に向けた施設の集約が計画されている地域のほか、地元のシンボル的な場所で、各自治体の期待は高まっている。

 政府が福島県大熊町での候補地とするのは下野上地区で、帰還困難区域では先行的な本格除染が15年6月に始まっている。まず実施されるのは約95ヘクタールで、当初計画よりは遅れているが、環境省は17年3月までに完了させることを目指している。

 町は、より放射線量が低い居住制限区域の大川原地区に企業の事業所や植物工場、太陽光発電所などを集める計画で、東電の社員住宅なども建設されている。下野上はこの北東側の隣接地区で、JR常磐線大野駅などがある。15年3月に町がまとめた第2次復興計画では、下野上は中間貯蔵施設に自宅を提供した人や、他の帰還困難区域内に自宅がある人が住む土地、廃炉に関係する事業者向けの用地に充てられる予定になっている。渡辺利綱町長は「復興へ向けて重要な場所。除染を進めてもらいたい」と話す。

 双葉町の候補地は常磐線双葉駅西側で、町によると約40ヘクタールで国による除染が始まる見通し。町は西側を新市街地ゾーンと位置づけ、住宅地や医療施設、商業施設などを造り、18年度から企業も活動を再開できるようにする。駅東側も西側と一体的に開発する計画のため、伊沢史朗町長は「最終的には帰還困難区域全域の避難指示解除がなされるよう、国が責任を持って取り組んでほしい。早急に町としての意見をとりまとめ、言うべきことはしっかりと伝えたい」と語った。

 富岡町の候補地は、桜並木のある夜の森地区で、町は「町民の心のよりどころ」と除染を要望。今月中にも約26ヘクタールで除染が始まる見通しだが、他地区の住民の反発を懸念し、「町全体の復興が必要で、議会や町民の意見を聞いて検討する」との宮本皓一町長名のコメントを出すにとどまった。

 政府方針と重なる形で自民党も提言素案をまとめた。同党県連の吉田栄光幹事長は5日、記者会見し、解除のめどとして5年が示された点について、「数字を出すことで住民は安心できる」と述べた。
2016年08月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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