管理人雑記 - 大トラブルを未然に防ぐ

大トラブルを未然に防ぐ

カテゴリ : 
ビジネス日記 » トラブル解決
執筆 : 
犬山環 2012/7/17 8:14
私が某製造業の営業支援をおこなっていた時の話です。この会社には数年来開発していた、紛れも無い業界初の画期的な製品があります。この度、旧型製品の機能を大幅に上回る新製品がでることになりました。これはOSでいうと、Windows98からwindowsXP位の性能差のある製品で、新製品のほうが利幅も多いことから会社としては間もなく開発終了する新製品を販売していこうということになりました。
私が企業リサーチから手がけた、大手企業の窓口の方から既存製品の購入を打診してきました。会社側の指示は新製品を販売してほしいという意向でしたので、私は開発中で物がないにも関わらず新製品に誘導してきました。この大手企業の担当者も、上司に進言して新製品を購入するという社内手続きを済ませて頂きました。
この時点での新製品の開発状況は、何の問題も発生しておらず、大変順調に進められていたので、あと10日もすれば完成するに違いないという見通しでしたので、10日後には新製品を納入できるはずでした。



ただ、私は商談前からこの何の問題もないというこの状況が少し気になっていました。むしろ問題があって然るべきではないかと考えていました。今回の新製品は従来製品を大幅に上回る製品なので、むしろ開発中のバグはあってもおかしくないのです。しかし、今のとことろそれらしい報告は全くあがっていない。


ご承知の通り、大手企業は予算を獲得して購入する訳で、その予算の執行には期限というものがあるのです。最悪の場合、この新製品の開発が遅れれば、この大手企業の担当者は製品を購入できないという羽目になる恐れがあります。
そこで、私は製品の開発が大幅に遅れたことを想定し、新製品の情報告知は私の独断でおこなったということにしました。
もし、新製品の開発目処がたたなくなった場合でも、会社の命令、社長の命令でなくれば、私だけが非難されるだけですみますし、相手へのお詫びも最小限のリスクですみます。


そして、どうなったか、案の定、新製品が開発間際になって、技術的に超えなければいけない問題が見つかったのです。新製品の完成の目処も立たなくなってしまいました。
私は先方に事態をお詫びし、その後、私は社長に先方には「開発というのはどういうことが起きるのかわからないので、会社としては完全に新製品が発売されるまでは告知しないということにしていましたが、完全に営業サイドのフライングです。大変、申し訳ありません。ただ営業も間もなくできる新製品のほうが良いので、善意の気持ちから言ったようですが、開発の怖さをよくわかっておらず、大変ご迷惑をおかけしました。」と電話で説明してくださいとお願いしました。


電話で先方は私への文句のオンパレードでしたが、会社側や社長のスタンス自体に問題なく、あくまでも営業サイドのフライングという処理ですますことができました。結局、この大手企業の担当者は従来製品を購入していただくことになりました。
但し、そのリスクは私は出入り禁止ということだけですみました。この時、主語が会社、社長であれば、問題は大きくなっていました。クレーム防止はクレームの種、蕾の段階で完全に摘むことです。
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